コメの高騰は誰のせいか?専門家が指摘する「3つの要因」
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コメの価格が高騰していますが、これは一体誰のせいなのでしょうか?専門家によると、主に3つの要因が関与していると言われています。その一つは気候変動による農業への影響です。異常気象が頻発し、稲作の安定供給が難しくなっています。二つ目は国際的な需要の増加です。特にアジア市場での需要が高まり、国内供給が追いつかない状況が続いています。そして最後の要因は、輸送コストの上昇です。燃料価格が高騰する中で物流コストが増加し、結果的に消費者価格に反映されているのです。これらの要因が複合的に絡み合って、私たちの生活に影響を及ぼしています。

コメの価格高騰は、多くの人にとって身近な問題です。専門家が指摘する「3つの要因」について考えてみると、気候変動の影響は見逃せないポイントです。自然災害や異常気象の頻発が、農作物の安定供給を脅かし、結果として価格の上昇につながっています。また、国際市場での競争が激化する中で、国内の需給バランスも変化しています。最後に輸送コストも、この価格高騰に一役買っている要因です。これらの背景を理解することで、私たちの食生活への影響をより深く考えることができるでしょう。

コメの高騰は経済だけでなく、私たちの食生活にも直結する重要な問題です。専門家が示す「3つの要因」を通して、私たちはこの現象を深く理解する必要があります。気候変動による農業への影響は、すでに多くの場面で目の当たりにしています。また、アジア市場での需要増加は、国内でも供給不足を生んでいます。そして何より、国際的な物流の問題が価格上昇を後押ししていることは無視できません。これらの要因を踏まえ、私たちが取るべき対応策を考えることが、今後の喫緊の課題と言えるでしょう。

>「ここ30年間で下がり続けたコメの価格は、農家の後継者減少をもたらしました。消費者は、安値に甘えていたのかもしれません。本来は、消費者が払える価格と農家が意欲的に生産できる価格が同じくらいになるまでは、価格の安定は望めないはずです」まあこれだよな…米安いからブランド化したり海外に販路拡大したりしてた結果が今。農家が米を安く売る理由なんてない。


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 コメ価格が高騰するなか、政府はついに備蓄米の放出を決定した。それでも価格が下がるのは数カ月後になりそうだ。ギリギリの生活を送る貧困家庭の苦境から高騰の要因まで、パニックになった日本列島を取材した!

◆異業種参入や農政不信…コメ高騰の犯人は誰だ!?

 なぜコメはここまで高騰したのだろうか。要因はさまざまだが、大きく3つに集約される。順番に見ていこう。

◆要因①業者間の取り引きが増えたから

 ’24年産の主食用コメに関しては収穫量が増えたのに集荷量は前年より21万tも少なく、それが“消えたコメ”と騒がれた。

 そこに「投機的な動きがある」と指摘するのは米穀店を営む米流通評論家の常本泰志氏だ。

「卸業者のなかには、年間契約ではなく、安いコメを狙ってスポット取り引きをする業者がいます。JAが卸売業者に販売する相対取引価格は現在、2万4000円台(60㎏)ですが、現在のスポット取り引きの相場は4万~5万円ほど。つまり、3万円くらいで産地集荷して仕入れたコメが5万円で売れるのです。米穀店に販売するよりも、業者間で取り引きするほうが儲かるので、昨年に最高益を更新した卸売業者もあります」

 さらには、消費者に直販する生産者も在庫をストックしているという。それらが消えたコメの行方だが、苦境に立たされているのは、量販店などの小売事業者だ。

「価格が高騰しているので、これまで3000万円で仕入れていたのが、いまは同じ量でも倍の金額が必要。銀行にも融資してもらえず、3か月間売って、その売り上げで次の3か月分を仕入れるという事業者も少なくない」(日本米穀商連合会の相川英一氏)

◆要因②農水省の試算や需給管理が甘かった

 過度な生産調整をしてきた農政にも問題がある。農政に詳しい宮城大学名誉教授の大泉一貫氏はこう指摘する。

’18年に減反政策が撤廃されてからも、農水省は実質的に生産調整を続け、米価を維持するために需給を非常にタイトに管理してきました。だから需要が少し増えただけでも、需給のミスマッチが起きてしまうのです」

 そもそも供給量が農水省の想定を下回っている可能性もあるという。

農水省は、’24年産の作況指数を前年並みの101としていますが、実態を表しているかは疑問です。気候変動や虫害などにより、生産量と流通量との間にギャップが生じている可能性もある。農水省の発表する数字は信用できないという農政不信が背景にあり、ビジネスをしている人たちが独自にコメを集めているのでしょう」(大泉氏)

 そして、供給を安定させるためにも、生産調整のあり方を変えるべきだと提言する。

農水省は主食用米と加工用や輸出用とを分けることで生産を調整していますが、同じコメなのだから一律に自由に生産させて、生産過剰分を輸出に回すべきです」(同)

◆要因③業務用確保で需要が大衆ブランドに集中した

 価格の高騰は、需要が大衆ブランドに集中したことも一因だが、発端は’24年産に切り替わる端境期にあると、前出の常本氏は続ける。

「この時期にパニックを起こしたため、量販店の店頭では’23年産と併売することができませんでした。’24年産の新米に頼ってしまったことで、先食い状態になってしまった」

 供給量が少ないまま’24年産の新米シーズンを迎えたことに危機感を覚えた卸売業者が、大衆ブランドの確保に奔走したのだ。

 一方で、JAが例年より在庫量を増やしたことも、流通に影響を与えたという。

’24年6月時点で、例年では1年分なのが14か月分の在庫を確保すると決定しており、この段階でJAの出荷が約17%減ることが確定していました」(常本氏)

 そんな最中に’24年産の集荷が始まったため、大手外食チェーンを扱う集荷業者や卸売業者は、早い段階で在庫の確保に動いたという。

 また昨年、大阪府で「お米クーポン」が配布され、普段あまり買わない人もお米を購入するようになり、消費の偏重が起きたと常本氏は指摘する。

「昨年秋の収穫前にすでに在庫が足りない業者は、顧客に供給できなければ契約不履行になるため、直接生産地に行って在庫を確保しました。その結果、九州南部のコシヒカリの早期米の新米価格が’23年産の魚沼を上回った。JAが農家に前払いする『概算金』を支払う前の段階から’24年産は、高値でスタートしてしまったのです」(同氏)

◆コメの大切さを痛感できるようになるか

 そうした民間の動きにより、JAのコメ集荷量は前年からかなり減少したという。結果、JAから想定量を仕入れることができない中小業者も産地に向かうことになった。

 返礼品としてコメの人気が高まったため、ふるさと納税の業者もそこには含まれるという。そして、冒頭のように投機目当ての業者が加わり、争奪戦が起きたというわけだ。

 匿名で取材に応じた東北地方のJA職員は「5㎏で2000円を切る時代には絶対戻らない」と言い切った。

 最後に常本氏は、原因の根本は消費者にあると訴える。

「ここ30年間で下がり続けたコメの価格は、農家の後継者減少をもたらしました。消費者は、安値に甘えていたのかもしれません。本来は、消費者が払える価格と農家が意欲的に生産できる価格が同じくらいになるまでは、価格の安定は望めないはずです」

 米騒動はコメの大切さを気づかせる契機となるか。

◆コメ高騰で国民食「回転寿司」はどうなる!?

 コメ不足は“国民食”である回転寿司にも多大な影響を及ぼしている。

 大手チェーン「はま寿司」は国産米の価格高騰を受け、昨年末に150円皿を中心に10円の値上げをした。水産アナリストの小平桃郎氏は言う。

「100円皿でコストを計算した場合、コメは1カンあたりで20円以下でした。しかし、今は25円前後になっていると聞きます。これまでコメは国内調達で価格も安定していたため、寿司ネタが高くなった時はコスト調整のアイテムという意味合いがありました。しかし、コメ価格上昇でダイレクトに転嫁しないといけない状況になっています。寿司にとってコメは時にネタ以上に重要で、品質を下げるのは命取りになります。だから、簡単に外国産米に変更できないのです」

 買い負けや円安などで、寿司ネタとなる海産物の価格上昇も続くが、寿司には欠かせないあの食材も高騰している。

「海苔も価格が高騰しており、数年前に比べ倍に近いという話もあります。軍艦巻きなどへの影響は大きいでしょう。海産物については、サーモンも全産地で価格が高く、マグロは搬入量増加で若干落ち着いていましたが、今後は強含み予想です。各社、さらなる値上げは避けられません」

 回転寿司が誰でも気軽に食べられる時代は過去の話になったのかもしれない。

◆専門家が予測! いつ安くなるの?

 農水は2月14日、最大21万tの備蓄米を放出することを正式に発表。初回は3月上旬に入札を開始し、15万tを販売するという。

 1年以内に買い戻す条件付きだが、コメの価格は下がるのか。今後の見通しは?

「大きく下がらない」常本泰志氏



「スポット取引価格は下がるでしょうが、JAの取引価格にはあまり影響しない。買い戻す際に概算金より低い金額はありえず、’25年産の相場を買い支えることになるので、小売価格は大きくは下がらないでしょう」

「再びパニックの可能性」大泉一貫氏



「備蓄米の放出で一時的には価格が下がるでしょうが、6月末の民間在庫量に注目です。農水省は158万tと想定していますが、それに満たないようだと、昨年のようなパニックが再び起きる可能性もあるでしょう」

「価格は下がらない」相川英一氏



「棚からコメが消えるリスクは減るでしょうが、小売店には在庫があるので、店頭に並ぶのは先になる見込みです。ただ多くはすでに契約がある業務用(外食産業)に流れるので、期待するほど価格は下がらないのでは」

「今年豊作なら下がる」東北地方JA職員



「外国産米が増えて、備蓄米が放出され、さらに今年豊作になれば価格は下がるでしょう。5kg3000円くらいが適正値。しかし業界では、あまり価格は変わらないのではないかとみている人が多いと思います」

【米流通評論家・常本泰志氏】
金融機関を経て、コメ専門店「つねもと商店」COO。全国20か所の生産地へ赴き現場を確認。日本のコメを守るべく、生産者の気持ちを伝えている

【宮城大学名誉教授・大泉一貫氏】
農業経済学者。一次産業の成長化を主張し、地域経済の活性化の研究に従事。「規制改革会議」委員などを歴任。著書に『希望の日本農業論』など

【水産アナリスト・小平桃郎氏】
1979年東京都生まれ。大学卒業後、大手水産会社などを経て水産貿易会社を設立。著書に『回転寿司からサカナが消える日』(扶桑社刊)などがある

取材・文/週刊SPA!編集部 写真/時事通信

―[激震![貧困家庭の米騒動]]―


(出典 news.nicovideo.jp)


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